近年の沖縄県では、次々と新しい橋ができるようになり、橋自体が観光名所となっているところもたくさんありますよね。
沖縄県の栄えているところの橋だけではなく、栄えていないところの橋が意外と名所になっていたりもします。
そこで今回は、そんな沖縄県の橋の中でもあまり知られていない橋を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは、沖縄県うるま市にある「浜比嘉大橋」という橋です。「浜比嘉大橋」は、平安座島から浜比嘉島を結んでいます。
長さは、1,430mで沖縄県内では4番目に長い橋です。
高さはそんなに高くないので、遠くから見ると橋というよりは、道路がそのまま続いているように見えます。
「浜比嘉大橋」ができたのは、1997年(平成9年)です。
「浜比嘉大橋」ができたおかげで、気軽に島から島へと渡ることができるようになり、それまで屋慶名港から船に乗ってでしか行けなかった周辺の離島の人々にとっては待ちに待った橋の開通でした。
「浜比嘉大橋」の周辺には、「海中道路」という有名な道路があります。
話が少しそれてしまいますが、せっかくなので海中道路も少し紹介しておきたいと思います。
・「海中道路」
「海中道路」は、上から見ると橋のように見えますが、うるま市市内を走る道路で沖縄県道10号線の一部とされています。
「海中道路」の距離は約5kmあり、当然無料の道路です。
その約5kmのあいだは、ほぼ直線の道路となっていて、走っていると目の前には永遠に道路が続いているかのような美しい道筋が描かれます。
まるでアメリカのハイウェイを走っているようで、まさか日本にこんな道路があるとは思っていませんでした。
「海中道路」の両側には美しい海が広がっていて、晴れた日は青空の下でとっても爽快なドライブを楽しむことができます。
干潮時は、周りが砂だけになってしまうので、満潮時を狙った方がいいかもしれません。
そんなまっすぐに続いている「海中道路」の先にあるのが「浜比嘉大橋」なんです。
「海中道路」を通った後の「浜比嘉大橋」からは、きれいなコバルトブルーの海はもちろんのこと、勝連半島が目の前にあり美しい風景が広がります。
また、橋には高さがないので、すぐ下にきれいに透けた海を見ることができます。
お魚もたくさん見ることができますよ。
「浜比嘉大橋」に高さがないのは、「海中道路」からの風景をきれいに見せたかったからかもしれませんね。
「浜比嘉大橋」のベストな撮影スポットは、近くに公園があるので、そこからはいい角度で「浜比嘉大橋」を撮影することができます。
「浜比嘉大橋」を訪れる際は、カメラを忘れずに!!
「浜比嘉大橋」は、有名度ではたぶん「海中道路」の方が上ですが、「浜比嘉大橋」からの景色も最高なので、「海中道路」の観光とセットでぜひ「浜比嘉大橋」も渡ってみて
ください。