天国にかかる橋

それでは早速、沖縄の橋をご紹介します。
沖縄には大小合わせて20ちかくの橋が存在します。
その中には、みなさんもるるぶなどの沖縄旅行のガイドブックで見たことがあるであろう観光地と化している橋もあれば、現地の人でも知らないような小さな橋も存在します。
そのどれもが橋として魅力がありますが、今回はまず観光地ともなっている有名な橋からご紹介します。
まず最初にご紹介するのは今や沖縄の主要観光スポットでもある古宇利大橋です。

古宇利大橋(こうりおおはし)

形式: ラーメン箱桁橋(桁橋形式のひとつ)
全長: 1,960m
場所: 今帰仁村、名護市
開通: 2005年

今帰仁村の古宇利島と名護市の屋我地島を結ぶ海上橋として2005年に完成したのがこの古宇利大橋です。

全長1,960mというかなり長い橋のため、100年経っても老朽化しないような構造を目指し、使用形式等かなり工夫がなされている橋です。

この橋の魅力は何と言っても透き通ったエメラルドグリーンの美しい海、青い空、そしてその景色の中、長く一直線に伸びるストレートラインです。

橋までの道のりは特に海が見えているというわけではなく、畑の中すすんで行きます。

そしてある時いきなり目の前に絵具で色をつけたような美しい海と、その海を二分するかのように真っ白な長い一本道があらわれます。

その景色を見た瞬間誰もが心を奪われると思います。

この世のものとは思えない美しさがそこにあります。

ハワイのカイルアビーチがその美しさから「天国に一番近い海」と呼ばれているように、この古宇利大橋は「天国にかかる橋」と言っても過言でないと思っています。

それくらい今までに見たことのない光景がそこにあります。

5m、10m、車をすすめて行くことで近づく美しい海。

そしてついに橋に車が差し掛かると、今度は左右に広がる絵画のような景色。

左右にはエメラルドグリーンの海、そして目の前には空しかない・・・こんな美しい場所を未だかつて運転したことはありません。

いや、橋以外であったとしてもなかなか経験できる景色ではありません。

この海の透明感と空の青さは、沖縄ならでは。

沖縄だからこそ生まれた景色と橋のコラボレーションがこの古宇利大橋です。

車をすすめていくと、自分がまるで海の上をドライブしているような、そんな感覚になれます。

≪古宇利大橋≫
http://www.youtube.com/watch?v=K3kkGE1LMXg

そしてこの橋が架かる古宇利島(こうりじま)は島の面積が3.13km²、周囲が7.9kmというとてもこじんまりとした島です。

15分もあれば島全体を一周できてしまうくらい小さな島です。

一周したタイミングでもとの場所に戻る手前で、橋の全貌を島から眺めることができます。

広大な海に一直線にかかる橋の光景は何とも言えない絶景です。

この島は隆起サンゴ礁からなる島で、それゆえに島を囲む海は透き通っています。

この古宇利島には「沖縄版アダムとイヴ」という伝説が残されています。

何とも心くすぐられるようなタイトルですね。

とても小さな島ですが、橋の手前から美しい海と空に囲まれたこの島を見ると、沖縄版アダムとイヴの伝説が残ることが納得できます。

ちなみにどういった伝説かというと・・・・

それはみなさん是非ご自身で調べてみてください!

なかなか読みごたえがありますよ。

そしてこの古宇利大橋の近くにはビーチがあり、泳ぐこともできます。

キレイなエメラルドグリーンの海をより近くで楽しめます。

また、近くにはあの有名な「ちゅら海水族館」があります。

ご家族、友人、恋人と沖縄旅行でちゅら海水族館に行かれる方は多いと思いますので、是非この美しい古宇利大橋に立ち寄ってみてください。

絶対に後悔させません。

・・・ただし、曇っている日、風が強い日はおすすめできません。

私は古宇利大橋に行った日、曇っていたために空も海もどんよりしていて、ただ島にかかる長い橋を渡るだけだと感じていました。

それが翌日、晴天の中再度チャレンジしに行ったところ、そこには前日と全く違う景色が存在していました。

天候によってこんなに違うのか!と驚くほどです。

みなさんにも是非晴れ渡っている際に、この古宇利大橋と古宇利島の魅力を存分に楽しんでいただければと思います。

天国にかかる橋を、是非体感してみてください。

 

来間大橋(くりまおおはし)

形式: 航路部/連続箱桁橋、一般部/連結T桁橋・中空床版橋
全長: 1,690m
場所: 宮古島、来間島
開通: 1995年

宮古島と来間島とを結ぶ1,690mの長さを誇る橋が来間大橋です。

古宇利大橋が完成する以前は沖縄県で最長の橋として知られていました。

古宇利大橋同様、眼下に広がる美しいエメラルドグリーンの海、宮古島の白い砂浜は圧巻と表現するしか他なりません。

宮古島はよくテレビや雑誌で目にするのでご存知の方が多いかと思いますが、来間島(くりまじま、くれまじま)はいかがですか?

あまり耳にしたことがないという方も少なくないかもしれません。

来間島は島の面積2.84km²、周囲9.0km²という小さな島であり、サトウキビをはじめとした豊かな畑の景色が目に優しい穏やかな島です。

人口200人弱の島で、現在も過疎化が進んでいるそうです。

ただ、この橋ができるまでは離島特有の数々の悩みが存在し、今以上に島を離れる人も多くいた中、この橋のおかげで島に戻る若い人たちが増えてきているそうです。

離島にとって「橋」の存在はとても大きな価値になるのですね。

そう思って眺めると、この来間大橋の長く美しい橋のフォルムは、島人にとって救いの道に見えたのかもしれません。

≪来間大橋≫
http://www.youtube.com/watch?v=Uc50JcSqHoI
http://www.youtube.com/watch?v=cojCvHSAAkY

また、この橋は宮古島で開催されるトライアスロン大会のバイクコースともなっているそうです。

自転車でこの橋を渡ることを想像すると、とても気持ちよさそうですね。

もっとも、トライアスロン中は景色を楽しむ余裕はないかと思いますが・・・

また、宮古島とその近隣の離島を結ぶ橋と言えばもうひとつ、池間大橋(いけまおおはし)という橋を忘れてはなりません。

 

池間大橋(いけまおおはし)

形式: PC連続箱桁橋
全長: 1,425m
場所: 宮古島、池間島
開通: 1992年

この橋は、1995年に先に紹介した来間大橋ができるまで沖縄最長の橋でした。

それが1995年に来間大橋に塗り替えられ、更にその来間大橋は2005年に古宇利大橋に塗り替えられ・・・沖縄はどんどん長く美しい橋が建設されているんですね。

橋からは離島のひとつである大神島(おおがみじま)や宮古島の岬である西平安名岬(にしへんなざき)が一望できる絶景スポットとしても知られています。

宮古島とつながっている池間島は島の面積2.83km²、周囲10.1kmの島です。

美しいダイビングスポットもあり、ダイバーの間では有名だそうです。

また、近年まで琉球王国時代の風習が残っていたということでも注目されている島だとも言われています。

≪池間大橋≫
http://www.youtube.com/watch?v=0QraPXxTPo8 42

この池間大橋も、長く一直線に伸びており、その海の上を走る潔さは見ていてとてもすがすがしく、気持ちがよいです。

やはり沖縄の海や空が、沖縄の橋を一段と美しいものに演出してくれるのですね。

 

ニライ橋カナイ橋(にらいはしかないはし)

形式: 二ライ橋/3径間連続非合成曲線箱桁、ポストテンション単純T桁
     カナイ橋/4径間連続非合成曲線箱桁、ポストテンション単純T桁
全長: 全長1200m
場所: 南城市知念
開通: 2002年

二ライ橋?カナイ橋?

橋がふたつあるの?

と、思われがちなのですが、この二ライ橋カナイ橋は一言でいうと一つの橋。

ただし、驚くほどの角度のカーブを描いている橋であり、ちょうどカーブで二分するかのように一方が「二ライ橋」もう一方が「カナイ橋」と呼ばれているそうです。

山の緑もあり、そして美しい海も臨める、そして橋の個性的なカーブも楽しむことができる何とも贅沢な橋が二ライ橋カナイ橋です。

≪二ライ橋カナイ橋≫
http://www.youtube.com/watch?v=X_LAWXSE1YA 42

「ニライカナイ」とは、沖縄で「海の彼方にある理想郷」といった概念にあたる言葉です。

遥か海のかなたなのか、海の底なのか、存在すると信じられてきた異界をニライカナイと称されています。

そのニライカナイという名前がついているこの橋。

天女の羽衣のような美しいカーブは見れば見るほど心が奪われます。

なかなかこういったカーブを描く橋に出会えないので、個人的には大きな感動を味わいました。

地元の方でも、はじめて訪れた際はこのカーブと美しい景色に感動されるそうですよ。

他の橋にはない個性を持つこの橋も、一度訪れてもらいたい橋のひとつです。

さて、今回は古宇利大橋、来間大橋、池間大橋、ニライ橋カナイ橋の四つの橋をご紹介してきました。

これらの橋はどれも全長が長く、古宇利大橋、来間大橋、池間大橋の三つに関しては海を分断するかのような素晴らしいストレートラインを楽しませてくれます。

そして沖縄の海、空、これがあるからこそ橋の美しさがより際立つように思えます。

こういった島と島をつなぐ長い橋と、美しい海は沖縄の橋の大きな魅力の一つだと感じています。

また、二ライ橋カナイ橋のように、ダイナミックな曲線を描く橋も珍しく、その奥に広がる海もまた美しく、やはり橋のある風景を更に価値あるものにしてくれているように感じます。

沖縄ならではの魅力が溢れる橋、これらを是非みなさんのその目で見て感動を味わってもらいたいです。

沖縄旅行に行かれる際は、是非足を運んでみてください。

今回は規模の大きな橋をご紹介してきましたが、沖縄にはその他多くの橋が存在します。

ここまで規模が大きいわけではありませんが、また違った味わいがあります。

次回は沖縄の絶景を楽しめたり、個性ある橋をご紹介したいと思います。

 

≪参考URL≫
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%AE%87%E5%88%A9%E5%B3%B6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%AE%87%E5%88%A9%E5%B3%B6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E9%96%93%E5%A4%A7%E6%A9%8B

南城市
http://www.city.nanjo.okinawa.jp/about-nanjo/movie_ja/2012/03/post-118.html

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